ワンポイント話し方教室/コミュニケーション

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1― コミュニケーションを始める大原則


高津和彦の「ワンポイント話し方教室」へようこそ!

コミュニケーションをはかるのが、どうも苦手・・・と言う方は、けっこう多いですよね。
今日のワンポイントは、コミュニケーション、しかもその第一歩をどうするか、というお話。

コミュニケーションの元になっている「commune」という言葉の意味は共同体・集団。 つまりは、血縁や地縁、あるいは勤務先・学校・団体への所属など、何らかの共通項を持った「群れ」です。 最近では、インターネットを介して趣味や嗜好をキーとしたコミューンもたくさんあります。

そうした群れの中では、人と人との交流が生まれます。
これが、「commune」のもうひとつの意味(親しく交流する)です。 「commune」の名詞形=コミュニケーション(communication)とは群れの中の人たちと、声や身振りによって 情報交換し、交流することなのです。

コミュニケーションを始めるにあたって、もっとも大切なことのひとつが、アイコンタクト。 相手とコミュニケーションを取ろうとする時、誰でも自然に、自分が受け入れられそうかどうかを 無意識のうちに判断しようとします。その判断材料となるのが、アイコンタクトなのです。

例えば、あなたが誰かに話しかけようとする時、まず、その人の顔を見るでしょう。
相手が気づいて、視線を受け止めるか、そらすか。そしてどんな表情をするのか。 もし、相手が視線を受けて「なぁに?」という顔をしたり、また少しでも笑顔になってくれたら あなたは、相手の間にあるコミュニケーションの横断歩道は青信号だと判断しますよね?
ちょっと怪訝な顔や、不機嫌な表情なら、黄信号。 様子をうかがいながら、おずおずと話しかけるでしょう。
ふいっと目をそらされたら、完全に赤信号と判断しませんか? どうしても、という用件がなければ、話しかけようとは思いませんよね。 仕方なく話しかけたとしても、事務的に、言うことだけ言って切り上げよう・・・とします。 あなたから情報を一方的に発信して済ませようとするだけで、双方向の交流は期待しません。

誰でも思いあたる、単純な話です。 でも、自分を振りかえってみましょう。

コミュニケーションが苦手だから、人と目を合わせない・・・という人。 その発想は、今日から逆にして下さい。
人と目を合わせないから、コミュニケーションが苦手なんです。
相手が交流しようとしているのに、黄信号や赤信号を出していませんか? せめて3秒、目を合わせるところから始めましょう!

そして、もうひとつ、発想の転換。
コミュニケーションは、「始まる」のではなくて「始める」のです。
何もせず待っていても、何も新しいことは起こりません。 誰かからのアクションを待つのではなく、自分から動きましょう。

あなたから見て、楽々とコミュニケーションをしているように見える人でも、 実は人と話すのは苦手だった、という人がけっこういるものです。 みんな、ほんの少し頑張るところから始めたのです。

コミュニケーションの第一歩は、自らアクションを起こすこと。 相手を、ちゃんと見ること。視線を、ちゃんと受け止めること。 これができれば、あなたの前は青信号です。 臆することなく、話しかけましょう。





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