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自己紹介のポイント 2― 具体例で印象づける


高津和彦の「ワンポイント話し方教室」へようこそ!

今日のワンポイントは、印象に残る自己紹介にする方法。
自己紹介の中身というのは、自分の情報です。
名前、年齢、居住地、職業、趣味、などなど。

「高津和彦、大阪市に住んでいます。仕事はセミナー講師、趣味はバイクとピアノです」

これでは、何の味気もないただのデータの羅列。
聞いている人に何の印象も残しません。次に会っても、たぶん忘れられています。 このデータを、肉付けして厚みを持たせていくことが大事。

自分の名前の漢字を説明する人がいますが、これはなかなか効果的です。 この説明が、個性的でちょっと面白かったりすると、もっといい。
そんなの思いつかない、という人は、有名人を引き合いに出すと、相手も覚えやすくなります。

「高い低いの高に、大津の津、で高津です」というよりも、 「ヤクルトの高津(たかつ)と書いて、高津(こうず)です」の方が、ずっと覚えやすいし、思い出しやすいでしょう?

こんな風に、データを具体例で修飾すると、自己紹介はグッと印象的になります。

居住地なら、その土地の名産品や有名な祭などを付け加えてみる。 さらに、今日はどういうアクセスで来たかと話をふくらませてみる。
職業なら、具体的な仕事内容、できれば社名・店舗名、取扱い商品などを。

こうやってふくらませていけば、けっこう簡単でしょ?

さらに、裏技。
「他の人の自己紹介とからめる」という方法があります。
例えば、こんな風に。
「私の趣味のひとつはバイクなんですが、先ほど自己紹介されたAさんの出身地・広島にも何度かツーリングで行ったことがあります。 本場の広島焼は、地元大阪のお好み焼きとはまた違う美味しさで、行くたびに楽しみです!」

この裏技のメリットは、少なくともAさんには確実に覚えてもらえるということ。
自分の自己紹介をちゃんと聞いてくれていた、という好印象とともに、Aさんの記憶に残ります。 話もはずむし、仲良くなりやすいでしょう。

もうひとつのメリットは、自分自身が他の人を覚えられること。
「なにか話題になることはないかな」と思いながら他の人の自己紹介を聞くことで、 自然と熱心に耳を傾け、内容を聞き取ろうと努めるからです。
他の人の話を、興味を持って聞くかどうかは、その後の交流に大きな差を生みます。

このようにデータに具体的な説明を加える・具体的なエピソードを添えて話す、ということが、 初対面の自己紹介で相手に覚えてもらうには非常に有効です。(前述の裏技はその応用)

人間の記憶というのは、いろいろなことを関連づけて脳にしまうようになっています。
なので、こうして思い出すためのキーワードを入れておけば「高津さん・・・ああ、広島焼の話の!」となるわけです。 基本的な自己紹介では出て来ないような単語の方が、ハッと耳にはいりやすく、キーワードとして機能しやすい傾向があります。

  【例】 基本的なデータ・・・青森県出身、昭和41年生まれ
      キーワード・・・ねぶた祭り、ひのえうま、など

キーワードは多すぎても記憶が散漫になるので、印象的な話はできるだけ1つに絞り込みましょう。


また、相互のコミュニケーションを始めるためにも、具体的エピソードは効果的です。

先ほどの、広島焼の自己紹介を例にすると、
「僕も広島焼、好きなんですよ」
「けっこうバイクで遠くまで行かれるんですか?」
「大阪にもね、おいしい広島焼の店がありますよ」
などなど、自己紹介を聞いた人が、あなたに話しかけやすい状況ができるからです。

ひとつ、注意しなければならないのは、このエピソードが明るいものでなくてはならないこと。
「私は、とにかく犬が大嫌いで・・・」「勉強も体育も苦手で学生時代は嫌な思い出ばかり・・・」などという話では、 いい印象は持ってもらえないし、話しかける雰囲気・きっかけにもなりません。
エピソードを入れるなら、やはり好きなもの・興味のあること・おもしろかったことなどがいいでしょう。

ちょっとしたことですが、コミュニケーションの第一歩がグッといいものになります!
ぜひ、試してみて下さい!






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