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自己紹介のポイント 1― 自己紹介は肯定表現で


高津和彦の「ワンポイント話し方教室」へようこそ!

今日のワンポイントは、自己紹介の表現について。
「つまらないものですが・・・」に代表されるように、とかく日本人は、自分に関することを下げて言ってしまう。
ついついクセになって、自分に対して必要以上に否定的表現をしていませんか?
控えめで奥ゆかしいのも美点のひとつではありますが、ともすると自分を卑下していると言うマイナスイメージをもたれかねません。
さらに言うと、自分自身を否定的な言葉でしばりつけてしまうことが、よくあります。


例えば、お菓子を出されて
「つまらないもので、お口汚しですが・・・」と言われるのと、
「これ、すごくいい材料を使ってて、美味しいんですよ!」言われるのと、どちらが食べてみたくなりますか?

へえ、と興味がわくのは、どちらでしょう?
そして、後々まで印象に残るのはどちらでしょう?
また、この2つが同じお菓子だったとして、どちらが美味しく、楽しく、食べられるでしょう?


これと同じことが、自己紹介にも言えるのです。
例えば、自分の仕事について話す時。

皆さん、子供の頃なりたかったものはなんですか?
野球選手? パイロット? バレリーナ? デザイナー?

いろんな夢があったと思います。
でも、子供の頃なりたかったものになれた人ってきっと、ほんの一握り。


あ、ちょっとテンション下がりましたか?
いやいや、よく考えてみましょうよ。

夢が実現しなかったのは、何もあなただけじゃありません。
その証拠に、みんな夢を叶えたんだったら、世の中お姫様とウルトラマンだらけのはず。(笑)
仕事に打ち込んで充実している人だって、ほとんどは、最初の夢とは違っているんです。

あなたが、夢を泣く泣くあきらめたんだとしても、
成長していくうちに何となく忘れたんだとしても、
それはあなたにとって、本当に不幸なことですか?
あの夢を叶えていたら今より絶対幸せ、って断言できますか?


受講生の自己紹介で、時々あるパターンなんですが、こんな風におっしゃる方がいます。

【自己紹介:その1】
「Aという職業を目指して勉強してたんですが、 結局それは断念してA関連のBという別の職に就きまして…」


例えば、一級建築士を目指して建築の世界に飛び込んだけれど今はカラーコーディネーターをしている…など。
確かに、ハードルが高くてあきらめた面もあるかもしれませんが、 カラーコーディネーターになったのは、インテリアの勉強をする中で 色彩の重要性やその魅力を知ったからでしょう。
そこにスポットを当てて自己紹介をすれば、よりあなたの嗜好や素晴らしいところをセルフプレゼンすることができます。

サッカー選手が目標だったけど、スポーツトレーナーとして選手を支える。
フードコーディネーターが夢だったけど、栄養士として食育に携わる。
あるいは、まったく別の職業について、毎日を頑張る。

あなたが選び取った道の上に、今のあなたがあります。
そういった自分の選択を、誰よりもあなた自身が、肯定的に評価して欲しい。
だから、堂々とその過程を、理由を、前向きな表現で話して下さい。



【自己紹介:その2】
「Aという職業を目指して勉強していましたが、その中で A関連のBという仕事を知り、その素晴らしさの虜になって、 自分の力を発揮できるのはBだ!と気づき、この職を選びました。」


仕事Bの別企業に転職する時、どちらの自己紹介が有利ですか?
あなたが恋人に選ぶなら、どちらの自己紹介の人がいいですか?
そりゃ断然【その2】でしょ!


人生最初に思ったものから、違ったものになるのは当たり前。
それは挫折じゃなくて、単なる路線変更です。
あなたが、あなたのためにしたことに自信と誇りを持ちましょうよ。
そして、どんな時も、前向きで素敵な言葉を選びましょう。


そうすれば、人があなたを見る目も、あなたがあなたを見る目も、きっと変わって来ますから!





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